其節、雲雀の先祖には、六字の名号(「三郷巷談」参照)、折口の先祖には、
護り袋を下されたといふ。
町々の縫物子が、其を買うては、
護り魂のやうに秘めて居たものである。
民衆の中に歌舞伎劇が盛になると同時に、矢張り社会の上層階級に於ては能狂言と云ふものを飽迄支持し、それを
護り続けて来ました。
国民のすべては、自分たちのなかゝらこの祖国を立派に
護り育てる有能な政治家が出ることを痛切に望んでゐるのである。
われわれは現在、「新劇」の運命について、等しく心を悩まし、混沌たる時勢に処して、新しい演劇文化の部門を
護り育てようといふ決意を示してゐる。
第十四条 社会共存の道は、人々自から権利を
護り幸福を求むると同時に、他人の権利幸福を尊重して、苟も之を犯すことなく、以て自他の独立自尊を傷けざるに在り。
それを
護りとおすには、三等国以下の科学力で、果してうまくいくでしょうか。
そして同時に、それにもかかわらず人間の愛や徳を
護りぬこうとする悲劇的な闘いがある。
八 生活に安逸を求めず、感官を
護り、飮食度あり、信心あり、勇猛なれば、魔は彼を伏せず、猶ほ風の巍然たる山に於けるが如し。