これに対つて徒らに其功無きを
責むるのは、所謂※卵に対つて其暁を報ぜざるを
責むるの痴である。
盗人にも三分の理とはこのことで、眼前に突きつけられた危急に処して
責をつくし得ぬ者は如何なる危急に処してもダメなものだ。
若し僕にして最も手軽に仮名遣改定案を葬らむとせむ乎、僕亦区々たる筆硯の間に委員諸公を
責むるに先だち、直ちに諸公を暗殺すべし。
今月は、同人としての
責(?)を果し得た(?)ことになつた。
そこで僕は今、この話を書く事によって、新小説の編輯者に対する僕の寄稿の
責を完うしようと思う。
されど帰国後吾が心には妄想散乱し、天主、吾れを
責むる誘惑の障礙を滅し給えりとも覚えず。
偉らさうな事を云つてゐるかと思ふと、もう一時の
責塞ぎに、出たらめでも何でも書かうとしやがる。
こは格別耳新しい事ではないが、斯に前賢の所説を補綴して、紙の歴史の大要を紹介いたし、聊か『藝文』寄稿の
責を塞がうと思ふ。