跫音 の例文

跫音 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「跫音」の書籍での例文

京大坂で豪華な日夜をくりひろげてゐる秀吉は、然し凋落の跫音に戦いてゐた。
たゞ彼は、戦争の跫音と共に、日本的な諦観へぐんぐん落ちこみ、沈んで行つた。
見えつつ、面白そうな花見がえりが、ぞろぞろ橋を渡る跫音が、約束通り、とととと、どど、ごろごろと、且つ乱れてそこへ響く。
人の跫音がするとね、ひっそりと、飛んで隠れるんです……この土手の名物だよ。
助手の理学士は、恭しく礼をすると、跫音もたてずに出ていった。
自分の姿と跫音ばかりで、それがひっそり冷めたいそして動かない風の中につつまれていました。
白痴の女は怯えてしまって、何事もない平和な日々ですら常におどおどし、人の跫音にもギクリとして、伊沢がヤアと挨拶すると却ってボンヤリして立ちすくむのであった。
大佐の後姿がチラリと見えた——獅子狩は眞平御免だ——猛犬稻妻——秘密の話——屏風岩——物凄い跫音——鐵門の文字
繰返して三度、また跫音がしたが、其時は枕が上らなかつた。
すると急いで歩く跫音、襖のあく音、雨戸の開く音、女達の話し声などが聞えて来た。

「跫音」のオンラインでの例文

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「跫音」の他の表現

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足音靴音

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