一円七十
銭と値段のせゐか知らないが、察するに特売店の朝日山は二流品としか思へぬのである。
京阪電車の「稲荷」といふ停留場の西側出口に立つと、簡易食堂、定食十
銭と書いて、露路の奥を指してゐる看板が見える。
交通税共に往復九
銭というのは決して高くは無かろうが、月に積ると莫大になる。
五 既に一生の平穏無事なるを期すべからずとせば、体力と金
銭と単身立命(即ちボヘミアニズム)とに頼まざるべからず。
すると、ここに
銭という大家がありまして、その主人は
銭翁と呼ばれ、この郡内では有名な資産家として知られていました。
島の人々は、遍路たちに夏蜜柑を籠に入れ道ばたに置き一ツ二
銭とか三
銭の木札を傍に立てゝ売るのだが、いまは、蜜柑だけがなくなって金が入れられていないことが多い。