音色 の例文

音色 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「音色」の書籍での例文

東洋趣味のボー……ンと鳴り渡るというような鐘の声とは違って、また格別な、あのカン……と響く疳の音色を聴くと、慄然と身慄せずにいられなかった。
絶えず続いて、音色は替っても、囃子は留まらず、行交う船脚は水に流れ、蜘蛛手に、角ぐむ蘆の根を潜って、消えるかとすれば、ふわふわと浮く。
白味を含んだ蒼い空から、銀笛の音色を思わせるような、雲雀の声が降って来る。
私も、或る日招かれて公の席における氏の演奏ぶりを「拝見」したことがあるが、実のところ、私の耳はこの古典的な邦楽器の音色を聴き分ける能力はなかつたのである。
耳を澄まさなければ音色の聴きわけ難い調べもある。
それゆえ私が、どんなにか、探偵小説的な詭計を作り、またどんなにか、怒号したにしても、あの音色だけは、けっして殺害されることはないと信じている。
しかし僕は三味線の浮き浮きした音色を嫌いでないから、かえって面白いところだと気に入った。
情及び心、一々其軌を異にするが如しと雖、要するに琴の音色の異なるが如くに異なるのみにして、宇宙の中心に懸れる大琴の音たるに於ては、均しきなり。
指頭で絃を掻きならして感傷的な音色を出す。
部屋の間、草の間、樹の上、みな昆虫の吟詠があっていろいろの音色が合奏し、いとも不思議な感じがする。

「音色」のオンラインでの例文

笛の音色を聞き続けることでトレーニングになり、聴力が良くなったという口コミを見て、しばらくは聞き続けていました。
トランペットの音色も丸く優しい印象で、休日のリラックスした時間や作業中にもぴったり。
潮騒の心地よい音色をBGMに澄んだターコイズブルーの海を見つめていると、何時間でも過ごせそうな気がしました。
棹の違いは音色にも当然影響するもので、箏の音とよく馴染むのが中棹だ、という感じですね。
小鼓と聞くと一番にイメージする「ポンッ」という音色は、左手の操作によって繊細にコントロールしています。
譜読みの能力、演奏精度、音色などが際立った。
【朝ごはん・朝時間】を作品の素材とし、そこから得れる音色やフォルム・色彩・温度等を自身の記憶や生活と照らし合わせダンス作品・映像作品を制作中。
綺麗な音色が重なる壮大な生オケと相まって一気にナイツテイルの世界に誘いざなわれた。
バンスリという篠笛によく似た竹の笛、たゆたう霧のような柔らかな音色がとても素敵です。
マイクとの距離や角度次第ではあらゆる声質や音色にも対応できそうなフラットな音です。

「音色」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

調子格調語勢音質調音調口調響きトーン声調語調呂律調音語気アクセント

「音色」の関連語句

笛竹ミュージック音楽音色調子格調語勢音質調音調口調声遣響きトーン声調語調呂律調音律呂語気アクセント声遣い

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