推敲に推敲を重ねた上、出版にもさ
うたう苦労が籠つてゐた。
鳥が鳴き、流れがささやき、風さえ
うたうのだから音楽がいたるところできかれたものだ。
それから、詩のつくれるひとたちは、深いみずうみのほとりの林に
うたう、さよなきどりのことばかりを、この上ないうつくしい詩につくりました。
まわりで
うたうさんび歌がいかにもうつくしくきこえました。
摘み集めながら
うたう歌がおもしろいので、燕たちもうたいつれながら葡萄摘みの袖の下だの頭巾の上だのを飛びかけって遊びました。
その声が遠い国に多くの人がいて口々に哀歌を
うたうともきければ、森かげの梟の十羽二十羽が夜霧のほのかな中から心細そうになきあわすとも聞える。
ごわごわごむ靴はと
うたうどぢようのをぢいさんのお家になりました。