しかし、料理の才能がないのか、あるひは大急ぎのつけ焼刃であつたか、私はとても料理が下手で、自分の手で
めんどうなお料理をこしらへてたべる愉しみを知らない。
自分の仕事が実にいそがしい主人が、たまには
めんどうと思っても、主人は主人のひまを割いてわたくしの為にして呉れます。
東京新聞で劇評の筆を執り、俊敏なジャアナリストとして私の嘱望する尾崎宏次君に、この
めんどうな調査をお願いした。
そしてこの頃の生活のさびしいうちにどこか創作のたのしさを見出して来たのに、ついまた最近、
めんどうなことが起り、それに頭をなやまさねばならない事を思い出した。
そして、後に残った子供を、みんなが
めんどうを見て育ててやることになりました。
年をとってからは、ますますものぐさになって、倒れている火ばしを直すのも
めんどうがったのであります。
全く、生きてゐることがなかなか
めんどうなのはわかりきつてゐるが、それかと言つて何時まで生てゐるものか自分のことながら不明だ。
そのほかに伯母が一人いて、それが特に私の
めんどうをみてくれました。
そうしてその人間は、迂余曲折をきわめたしち
めんどうな辞句の間に、やはり人間らしく苦しんだりもがいたりしていた。