出血がひどく、はじめは夫婦の交りのためであると思っていましたが、それが五日ばかりつゞきましたので、月のものだと
わかりました。
外国の土を踏んで、初めて日本の有難さが
わかりました」——なんと、景気のいい挨拶ではないか。
中納言も奥方もびっくりして、死ぬほど悲しがって、上手な占い者にたのんでみてもらいますと、やはり大江山の鬼に取られたということが
わかりました。
でもよくみると、ふたりとも、ただの女中などでないということは
わかりました。
このお妃がまるでこどもたちをかわいがらないことは、もうはじめてあったその日から
わかりました。
そんなふうで、もみの木の歳は、まいねんふえてゆく節のかずを、かぞえて見れば
わかりました。
でも、こどもやぎは、それがしゃがれた、があがあ声なので、すぐおおかみだということが
わかりました。
するうち日がくれかけて来たので、王さまは追うことはやめて、立ちどまったまま見まわしてみて、森にまよいこんだことが
わかりました。