一向に の例文

一向に の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「一向に」の書籍での例文

が、被害者に就いては、一向に見覚えがない旨を附加えた。
手懸りを探したが、一向に有力なのが集らない。
ところが、このわたくしは、そういう賢明人種とはちがい、至って生来無慾恬淡の方であるからして、なにごとも構わずぶちまけて、一向に憚らない次第である。
この話が拡ると湖畔には大勢の見物人が寄ってきて、再び巨獣の現れるのを待ったそうだが、どうしたものかその後一向に姿をあらわさないという。
実は、この甲野八十助は探偵小説家に籍を置いてはいるものの、一向に栄えない万年新進作家だった。
私たちの一向に気のない事は——はれて雀のものがたり——そらで嵐雪の句は知っていても、今朝も囀った、と心に留めるほどではなかった。
色々と諫めては見るものの一向に験目がない。
だが、老いたる観相家は、奇怪なことにもきょとんとしたまま、一向に返事をしなかったので、不審に思いながらよくよく見ると、返事のなかったのも無理からぬ事です。
などと頻りに小言を云うけれど、その実母も民子をば非常に可愛がって居るのだから、一向に小言がきかない。
親父は眞赤になつて怒つた、店にあるだけの櫻の木の皮を剥せ(な脱カ)ければ承知しないと力味で見たが、さて一向に效果がない。

「一向に」のオンラインでの例文

年末から食欲が落ち、高齢ではあったけどまさかこんなに急に旅立ってしまうとは夢にも思わず、10日たっても一向にお別れに向き合えません。
街に向かっていると思っていたのに一向にたどり着く様子はない。
そうなると脂肪は一向に燃焼されずに、それどころか脂肪がついていってしまいます。
両手をつき、両足を伸ばして、四つ這いの姿勢のようにはなるものの、一向に前に進む気配がなかった。
応援しています(*^^*)・自分の向いている仕事が一向に分からないです。
これは、一向に流行らないし、タブーでさえある。
けれど、それ以上に発明に心を奪われており、二人の関係は一向に進まない・・・ように見える。
雪史は自身が口にしたことを忠実に守っていて、扉は一向に開かれる気配はなかった。
一向に治まらない頭痛…幸いなことに酷い頭痛ではなかったのでその日の仕事はなんとか乗り切れた。
私は、地図が読めない上に土地勘がなく一向に辿り着かないので警備員さんを見つけて声を掛けました(笑)こんな感じです。

「一向に」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

ちっともさっぱりからっきりさらに更々丸でてんで露も更に毫もかつふつ一向些とも一つもかたきし更更からっきしからきしつゆ

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