全体、肝腎の御大将たる大隈と板垣との性質が
丸で違つて居る。
なにしろ、アナトオル・フランスが「ラ・ギヤルソンヌ」の序文を書いたのと、
丸で訳が違ひますからね。
物の観方、感じ方、表現のし方、
丸で今までのものと変りはないぢやないか」
「それぢやあ
丸で……」さう云つて、コポオは吹き出した。
『あんたは、
丸で、ほんとにあの女を愛してるやうよ。
丸で骨董屋が石か玉のニユウを捜し出さうとする塩梅式だ。
下駄なんか
丸でどれが誰のだか分らないやうに澤山脱いであるの。
此の二つの事柄は、
丸で、別々のことの樣にもありますが、私にありては、さうではなくして、二つの事柄が全く一つのことであります。