——そこで移住
同胞達の笑顔を見たりはしゃぐ声を聞いたりすると、時には思わず微笑ましくなり、又涙ぐましくも悦に入ったりするのだ。
それゆえに氏は、親
同胞にも見放され、妻にも愛の叛逆を企てられ、随分、苦い辛い目のかぎりを見ました。
白状はしなかつたに違ないが、自分で、知つてればいはうといふのが、既に我が
同胞の心でない、敵に内通も同一だ。
兄はたった一人の
同胞に別れるのが大変に辛いと申しました。
そうかと思うと、急に内地へまいもどって「新帰朝」を看板に、
同胞のお客さまの前に立つこともあった。
おゝ、故郷の父母よ、
同胞よ、そつちを向いておいでなさい。
国を挙げての決意と無名戦士の幾多の血によつて購ひ得たひとつの結果について、わが
同胞は等しく責任を分たねばならぬからである。
爾来同志を糾合し、相共に此問題を研究し来りしが、時機稍到来し、茲に一小雑誌を刊行して我が
同胞に見ゆるの栄を得たるを謝す。