その又お嬢さんは一人残らず、小さい欠伸を噛み殺しながら、荘厳なる
威儀を正してゐる。
唯、
威儀を正しさえすれば、一頁の漫画が忽ちに、一幅の山水となるのは当然である。
紳士はなにやら悲壮な尊い力を覚えて、ふと
威儀を正した。
私の調理法がどうやら関心を買ったらしく、タキシードに
威儀を正したボーイたちがテーブルの前に黒山のように並んで、成り行きいかにと見つめていた。
衣紋正しくと云つた風で、朝からの厚化粧、
威儀備はつたものである。
大尉は厳かに
威儀を正して前へ進み出ると、魔法使の面前に聖像をかざしながら、凛然たる声で言ひ放つた。