三代
実録の、宣化天皇の曾孫たぢひこの王のことを記したものにも、多遅の花が散つて、湯釜の中にまひ込んだとある。
これがまた定って当時の留書とかお触とか、でなければ大衆物即ち何とか
実録や著名の戯作の抜写しであった。
芝居の話がだんだん進んで、天一坊の
実録話に移って来た。
なにしろ随分入り組んでいる話で、ちょいと聴くと何だか嘘らしいようですが、まがいなしの
実録、そのつもりで聴いて下さい。
今時こんなことをまじめで申し上げると、なんだか嘘らしいように思召すかも知れませんが、まったく
実録なんですからその積りで聴いてください。