書物 の例文

韋編・著作・書史・篇帙・書誌・一巻・巻 等の意味を持つ「書物」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「書物」の書籍での例文

見ると、その雨戸の桟の上に小さい小さい虫が一匹、洋服を着て眼鏡を掛けて、揺れ椅子に腰をかけて書物を読んでいます。
私は読みかけた書物を閉じながら、無愛想にこう問いかけた。
その茶ぶ——机の上には、これも余り新しくない西洋綴の書物が並んでいる。
こう思いながら、内蔵助は眉をのべて、これも書見に倦んだのか、書物を伏せた膝の上へ、指で手習いをしていた吉田忠左衛門に、火鉢のこちらから声をかけた。
大井は書物を抛り出して、また両手を懐へ突こみながら、貧乏揺りをし始めたが、その内に俊助が外套へ手を通し出すと、急に思い出したような調子で、
「この忙し時、朝っぱらから、寝床の中で、書物を見てがるんだから……本当に呆れだもんだ。
そうした心の静けさとかすかな秋の先駆は、彼を部屋の中の書物や妄想にひきとめてはおかなかった。
読書も好きであるが、これはハウスワイフということに制せられて、思うままにやらなかったようであるが、しかし暇があれば喜んで書物を手にする。
だから中央に敷いた古絨毯も、四方に並べてある書物のおかげで、派手なるべき赤い色が僅ばかりしか見えてゐない。
私はしばらく見おろしていましたが、またもや書物のほうに目を移して、いつか小娘のことは忘れてしまいました。

「書物」のオンラインでの例文

私自身がそうやって、たくさんの書物に助けられてきたから。
そのテンプル騎士団こそハザール人であり、強奪や略奪を正当化するための書物タルムードを秘密裏に所持しバフォメットの像を崇め拝んでいた。
約10000語に及ぶ語句について、日本や中国の古今の書物から抜き書きをしつつ、ときおり考証が加えられています。
「本草綱目」という16世紀の書物では、豆腐は准南というところで始めて作られたと言われています。
イタリアの医学者ロンブローゾの『天才論』という書物があり、その思想が、明治末から大正にかけて流行したらしいんですね。
豆知識的なものとして、『新猿楽記』という11世紀当時のいろいろな職業を紹介した書物の中で「田堵」といういわゆるプロ農民が記載されている、という情報も。
何かの書物で読んだのですが、日本の親は人に迷惑をかけちゃいけないよ。
書物の形をした語彙を1年貯めた甲斐があり、贅沢な出力を楽しめました。
中国の古典『菜根譚』は天地や自然に例えながら、ひとの世の生き方を綴った書物です。

「書物」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

韋編著作著書ボリュームベリューム篇帙文章文書書きものvol著作物書誌単行本教科書巻帙ブック竹帛ボリュウム編章書冊ヴォリューム冊子書巻資料書籍書き物読みもの述作篇章著述巻数図書

「書物」の関連語句

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