医者が患者の
容態が判るように、料理をする者は、相手の嗜好を見分け、老若男女いずれにも、その要求が叶うようでなくてはなりません。
二人の
容態は営養欠損の当然の結果だと云ふ診断なのだ。
この
容態で氏は、家庭に於て家人の些末な感情などから超然として、自分の室にたてこもり勝ちであります。
或は私の神経過敏がさせる業だとすれば、これは即ち、悲憤の書でも反省の書でもなく、単なる自称病人の
容態書きにすぎぬ。
「どうもお律の
容態が思わしくないから、慎太郎の所へ電報を打ってくれ。
こんな訳で、内証言は一つも言えませんから、私は医師の宅まで出かけて本当の
容態を聴こうと思いました。
」とて、さめざめと泣き沈み、種々申し慰め候へども、一向耳に掛くる体も御座無く、且は娘
容態も詮無く相見え候間、止むを得ず再下男召し伴れ、※々帰宅仕り候。
僕は医者に
容態を聞かれた時、まだ一度も正確に僕自身の
容態を話せたことはない。
素人目で見れば、予の
容態はたゞ腹の膨れただけであつた。