乳母・
後見・首名——乙名・老職、あげれば、貴人を廻つて、保護の責に任じてゐる者が、一通りや二通りではなかつた。
智子の盲目の夫は北田家の一人息子で、既に両親も早逝して、多額の遺産と三木雄の
後見は叔父の未亡人に世話されていた。
……第一そこらにひらひらしている蝶々の袖に対しても、果報ものの狩衣ではない、衣装持の
後見は、いきすぎよう。
甚太夫は平太郎の死に責任の感を免れなかったのか、彼もまた
後見のために旅立ちたい旨を申し出でた。
その
後見を勤める師匠の額にも玉の汗がころげていた。
ばかめ、こんな爺さんを掴めえて、剣突もすさまじいや、なんだと思っていやがんでえ、こう指一本でも指してみろ、今じゃおいらが
後見だ」
然ども我云所の俳諧は其俳諧にはことなりと云ふことにて、荷兮野水等に
後見して『冬の日』『春の日』『あら野』等あり。
實は一昨年の出雲路の旅には、仔細あつて大阪朝日新聞學藝部の春山氏が大屋臺で
後見について居た。