東助の方は、今日はどうしても、しおからとんぼか、おにやんまを、それからどんな種類でもいいから、あげはのちょうを
捕る決心だった。
豹のやうな木に登るものや象のやうな図抜けて大きな身幹のものゝ外は何でも
捕る。
わしの所じゃ、老人夫婦で泥鰌一匹
捕ることやてできやせん。
それでも帯取りの池という忌な伝説が残っているもんですから、誰もそこへ行って魚を
捕る者も無し、泳ぐ者もなかったようでした。
その明る日、小林藤十郎殿は本所の名主の家へ出役いたし、また其の頃八丁堀にて
捕者の名人と聞えたる手先二人は業平橋の料理屋にまいりました。
珠数子釣りは鉤は無くて、餌を綰ねて輪を作る、それを鰻が呑み込んだのを※網で掬って
捕るという仕方なのだ。