門の所で車から下りてズツと這入ると、玄関の襖紙に円に十の字の
標が付いてゐる。
祇園会成立に深く絡んだ御霊会の立て物に、宮廷の大嘗の曳き物「
標山」の形をとりこんだのであつた。
標山系統のだし・だんじり又はだいがくの類には、必中央に経棒があつて、其末梢には更に何かの依代を附けるのが本体かと思ふ。
これは、深遠な学理でもなく、
標渺たる芸術談でもないのである。
「いはぬはいふにいや増る」といふ氣質にして、もし、正當的確な眞情の表現をなし得るなら、これこそ最も日本女性の氣質的好
標であらう。
ダンテはその一世一代の詩篇に
標するにデイヴイナ・コメデイア(神聖喜曲)といふ題を置いた。
これは
標師を憚るよりも、
標局から豫め追剥一同に對して附屆を行ひ、雙方の間に妥協默契が成立して居る故である。
漢族は夙に自らその四隣の異族と區別して、夏と稱し、又は諸夏・中夏・華夏・中華・中國等と稱して、彼等自身の優秀を誇り、高く
標置して居つた。