渡り者 の例文

放浪者・流れ者 等の意味を持つ「渡り者」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→渡り

「渡り者」の書籍での例文

実は渡り者の下職人、左の手を懐に、右を頤にあてて傾きながら、ばりかんを使う紋床の手をその鋭い眼で睨むようにして見ているのであった。
なにか、陰惨な世界を見たくて、隅田川を渡り、或る魔窟へ出掛けて行ったときなど、私は、その魔窟の二三丁てまえの小路で、もはや立ちすくんで了った。
その五つかっきりにご番所へ参りますると、さっそく訴状箱をひっかきまわして、ひと渡りその日の訴状を調べます。
伝六はむっつり稲荷の門番なんだ、奥の院を拝むにはまずあっしに渡りをつけなきゃというわけでね。
たちまち伝六が目かどをたてて鳴りだしたとき、高々と呼びたてた声がひびき渡りました。
従つて気風が荒く、娼妓などもそれに相応した渡り者が陣取つてゐて、往々にして雇人の方が主人よりも鼻息があらい、と。
僕は時々この橋を渡り、浪の荒い「百本杭」や芦の茂つた中洲を眺めたりした。
僕の家というのは、松戸から二里ばかり下って、矢切の渡を東へ渡り、小高い岡の上でやはり矢切村と云ってる所。
秀林院様はよろづ南蛮渡りをお好み遊ばされ候間、おん悦び斜めならず、わたくしも面目を施し候。
日没と共に生じた微風は、その麦の葉を渡りながら、静に土の匂を運んで来た。

「渡り者」のオンラインでの例文

その後10年に渡り世界経済に大打撃を与えることになる。
以前こちらのイベントでも話したのですが、スタートアップの人事の業務は非常に多岐に渡ります。
ふじぬまの記事にもあったとおり、海外旅行を取り巻く課題は多岐に渡ります。
死者は、ここを渡り、冥府に降りました。
人の考え方は多岐に渡ります。
5シーズンに渡り一緒に闘ってくれた仲間の皆様、サッカーを通じて出会えた皆様に深く感謝申し上げます。
コンクリート柱に支えられた床下の厨房には、カレーペーストをすり潰す音が響き渡り、具材が熱々の油に触れた瞬間に奏でる香りのハーモニーが充満している。
2記事に渡り、思うことをつらつらつらと書きました。
3ヶ月弱に渡り、誰でも当該LINEユーザーの決済情報を閲覧し放題だった事になります。
宮殿の中の裁きの部屋で、投獄を申し渡された  人たちは、上の橋を渡りながら、ふか~いため息をついたとか。

「渡り者」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

エトランゼ異人渡者旅烏ストレンジャー旅鴉エーリアン見ず知らずエトランジェバガボンド浮浪者外人エイリアン異邦人外国人流者外来者渡り鳥

「渡り者」の関連語句

不法侵入者流れ者渡り者放浪者渡り鳥貧乏人貧者貧乏旅客旅人遊子行旅旅行家トラベラー過客行人旅行者

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