天然うなぎがいないからではなく、それを
獲るのに人件費がかかるからで、問題は商魂にある。
又一度ソーマが腸に沁み渡ると貧者も富者になつた様な気持になり、詩人は超人的の力を
獲る。
釣遊の目的は、素より魚を
獲るにあれども、真の目的物は、魚其の物に非ずして、之を釣る興趣にあり。
ぼろくそは「苦労なくはかどる」或は「努力せずして思ひの外に速かに願ふ結果を
獲る」意である。
田舎の人は、「物」を作る側、
獲る側から見るのである。
而して、その家は数日のうちに必ず
獲るところあり、云々。
桂川あたりで投網で
獲るとき、鮎は投網の下をくぐって逃げようとし、そのはずみに砂を食う。
それが、皆、商売にやるのではなくて、酒の肴を
獲る為なのだ。
楢雄は生れつき頭が悪く、近眼で、何をさせても鈍臭い子供だつたが、ただ一つ蠅を
獲るのが巧くて、心の寂しい時は蠅を獲つた。