聟を貰ったがまた別れたとかいうことで、十一、二の
男の児を持っていた。
「まるで
男の児のやうだな、上体が寂しいぢやないか。
「……年紀は、そうさね、七歳か六歳ぐらいな、色の白い上品な、……
男の児にしてはちと綺麗過ぎるから女の児——だとリボンだね。
これはあるじの国許から、五ツになる
男の児を伴うて、この度上京、しばらくここに逗留している、お民といって縁続き、一蒔絵師の女房である。
今この村の入口へ川上の方から来かかった十三ばかりの
男の児がある。
なかで勢の好い女の児は、わつわと
男の児のやうにはやしたてました。
人攫いは小綺麗な女の児を攫って行くんですが、
男の児も攫われることがある。
そのほかは半七老人の息子と、その細君と娘と
男の児との四人連れであった。
男女とも一室で、何でも年の大きい女の傍に小さい
男の児が坐るというような体になって居たので、自然小さいものは其傍に居る娘さん達の世話になったのです。
垢じみた浴衣で、肌っこに白雲のある
男の児をおぶった、おかみさんもあった。