疾く の例文

抜く手も見せず・颯と・つっと・つっつと・つうっと・早早・早く 等の意味を持つ「疾く」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「疾く」の書籍での例文

又、何うして寐られる……実は一刻も疾く、此の娑婆へ連出すために、お前の顔を見たらば其の時! 壇を下りるなぞは間弛ツこい。
もう十時は疾くに過ぎたのに、妻の伸子は未だ帰って来なかった。
「さあ、葉巻はどうです」と二度ほど勧められて、もう疾くに隔ての取れた間なのに、やっぱり遠慮していたその葉巻だ。
旗野の主人は血刀提げ、「やをれ婦人、疾く覚めよ」とお村の肋を蹴返せしが、活の法にや合ひけむ、うむと一声呼吸出でて、あれと驚き起返る。
疾く装が間に合うたもののう。
途端に罪の無い笑は二人の面に溢れて、そして娘の歩は少し疾くなり、源三の歩は大に遅くなった。
朝日は既に東の山を離れ、胡粉の色に木立を掃いた靄も、次第に淡く、小川の上を掠めたものなどは、もう疾くに消えかけていた。
これも疾くに完成しておるべきはずのものですが、未だに延びのびになっています。
實際、彼は驛員の呼び聲に、疾く此の停車場の名は聞いて心得たので。
まことに尤もな話で、もう疾くに楽隠居でもして落ちついてゐるのがほんたうぢやて。

「疾く」のオンラインでの例文

「疾く」の現代の例文は見つかりませんでした

「疾く」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

ついと早速つとすっとどんどん颯とつっととっとと逸速くさっそく早々忽ちぱっぱといちはやくぱっとさっとするする逸早くきびきびさっさとさくっとちょこちょこみるみるキビキビきりきり見る見る

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