高木は何事も私にまかすといふ風があるのに、かういふ時だけは私を抑へて頻りに
答弁するのである。
国の大事ぞ、等閑になせそ、もし何者にもあれ天神の難問を能く解き開き得ば厚く賞与をすべきなりと、一国内に洽く知らしめて
答弁を募るに応ずるものも更になし。
そして最後に、他の所管のことはそれぞれの大臣に
答弁させる、などと脱線したのは、内閣を紙会社と心得ているのかも知れない。
ところが岩倉は、横から御膳吟味掛の
答弁を引き取って、
——奥さん、私のこの
答弁はいかゞでしようか? 道学者の臭いがしますか? しかし、私は、現に青年を蝕みつゝあるのは、ダンス・ホールに限らぬと信じています。
私の
答弁は、確に不満であつたらしい、しかし、子供達の答として上できとほめてやらねばなるまい。
二年前の鉱毒防禦工事で問題は既に解決されたものと云ふ政府の
答弁に対し、彼は其の無効を怒号しつゝあつたので、予の記事が、彼の議論に証拠資料を供給したのであろう。
故に余は以上の条件を備へざる人生相渉論ならば、奈何なる大家先生の所説なりとも、是に対して
答弁するの権利なきなり。
中村氏に対しては格別
答弁はしなかったが、広津氏に対してはすぐに答えておいた(東京朝日新聞)。
本当をいうと、私は諸家の批評に対していちいち
答弁をすべきであるかもしれない。