この鮮醤の持つ舌への感覚は魔味と称して
絶讃するほかに言葉がないであろう。
特に、膾の醤油に姫柚子の一滴を加えれば、その酸味に
絶讃の嘆を放ちたくなるのである。
その一つ「東は東」などは、発表当時正宗白鳥から
絶讃を浴びた。
「樹々の一家」の如きは、レミ・ド・グルモンも
絶讃したやうに、至純至高の精神のみがよく描き得る「自然」の心理風景であらう。
腹に片子を持つと腸の渋味に、濃淡の趣を添えて、味聖の
絶讃を買う。
常陸国の久慈川の鮎は、質の立派な点に味聖の
絶讃を博している。
ブルーノ・タウトが
絶讃する桂離宮も見たことがなく、玉泉も大雅堂も竹田も鉄斎も知らないのである。
偶々梅玉が東へ来ると、その玉手御前の※たけて色めいた「顔」は、それを人が初めて見たように、
絶讃を浴びせました。