何べんもいうようだけれど、爺さんは欲張りで、倹約だなんて大金持ちの癖に、いつでも
薄汚い身装をしているもんだから、何とか議員だって警察には通じやしないわ。
一寸見たところでは、
薄汚い極くありふれたカフェではあったが、私は何ということなく、最初に飛びこんだ夜から気に入ったのだった。
すると
薄汚い支那人が一人、提籃か何かをぶら下げたなり、突然僕の目の下からひらりと桟橋へ飛び移った。
ある冬の日の暮、保吉は
薄汚いレストランの二階に脂臭い焼パンを齧っていた。
しかし私は美しい恋も
薄汚ない恋もしてみようという気には到底なれない。
風通しの良い部屋をと言うと、二階の
薄汚い六畳へ通された。
おまけに乾いた古雑巾のように
薄汚い服装をしていた。