兎に角 の例文

兎や角・何れ・とにかく・何の道・兎も有れ・ともあれ・どうせ 等の意味を持つ「兎に角」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「兎に角」の書籍での例文

しかし「玄鶴山房」は兎に角小ぢんまりと出来上った、奥床しい門構えの家だった。
しかし兎に角最後の仕事はきょうの夜明け前に片づいていた。
しかし星も我我のように流転を閲すると云うことは——兎に角退屈でないことはあるまい。
が、ちよつと苦笑したぎり、兎に角次の列車を待つ為に停車場前のカツフエへはひることにした。
——兎に角、摂政藤原基経に仕へてゐる侍の中に、某と云ふ五位があつた。
——兎に角、垂死の芭蕉の顔に、云ひやうのない不快を感じた其角は、殆何の悲しみもなく、その紫がかつたうすい唇に、一刷毛の水を塗るや否や、顔をしかめて引き下つた。
お住は世間に気を兼ねながら、兎に角嫁の云ふなり次第に年の変るのでも待つことにした。
兎に角彼は後代には勿論、当代にも滅多に理解されなかつた、(崇拝を受けたことはないとは言はない。
従つて新らしいものに手をつけさへすれば、兎に角作家にはなれるのである。
兎に角彼等の伝へたクリストに比べれば、後代の伝へたクリストは、——殊に彼をデカダンとした或ロシア人のクリストは徒らに彼を傷けるだけである。

「兎に角」のオンラインでの例文

肩こり撃退法その3    肩をぐるぐる兎に角、止まっていたらダメ。
兎に角、品があり謙虚なのだ。
兎に角頭を空っぽにして目の前のさん喬師匠を愛でる。

「兎に角」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

すくなくとも剰え如何しても兎角とにかく兎にも角にも先ずは先ずともかく何の道とまれ何はなくともどうでとまれかくまれ少なくも少なくともどうせとかく兎も角兎も角も猶も何方道尚且つ尚も

「兎に角」の関連語句

俗語口語形口語話し言葉会話語

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