ポオル叔父さんの姪や甥達は、アムブロアジヌお
婆あさんのお伽話には倦きてしまひましたが、ポオル叔父さんの本当の事についての話には倦く事を知りませんでした。
おたき
婆あは兄の子供にのこされた多少の貯財のほかに、それより多額の臍繰りをたくはへてゐた。
婆やは八っちゃんのおちゃんちゃんを急いで縫い上ますからね」
「誰?——
婆や?——奥さんにちょいと出て貰ってくれ。
お
婆の素振りが変になり、みるみるしなびて、死んで、順平は父の所に戻された。
澄見はわたくし大嫌ひの狸
婆には候へども、澄見の申し候ことは一理ありと存じ候。
北欧の森林からでもぬけ出して来た
婆あさんらしく、今にぶつぶつと呪文でも唱え出しそうである。