笑ひ娯み、笑ひ
怠るものは、泣き号び泣きくるしむ者となるべきが自然の道理である。
知ることの浅く、尋ぬること
怠るか、はたそれ詣ずる人の少きにや、諸国の寺院に、夫人を安置し勧請するものを聞くこと稀なり。
もしそれを
怠るような者があれば、その者は真人間ではない」といいだしたことである。
……私は其処に新しい詩材を見出すことが出来るように覚えて観察を
怠るまいと思った。
其大小軽重に論なく、苟も責任を
怠るものは、独立自尊の人に非ざるなり。
彼は家庭を持つたために、一つには又寸刻を争ふ勤め先の仕事に追はれたために、いつか彼等の会合へ顔を出すのを
怠るやうになつた。
後で解つたが、名はお芳と云つて、稼ぐ時は馬鹿に稼ぐ、
怠る時は幾何主婦に怒鳴られても平氣で怠ける、といふ、隨分氣紛れ者であつた。