午少し過ぐる頃、富山県知事なにがしの君が、四十物町の邸の門で、
活溌に若い声で呼んだ。
満島は松浦川の口に構へられたる一小寰区なれども商業
活溌なり、唐津の旧城下とあひむかへて、共に益々発達の勢を示せり。
恁ういふ心掛では、書物を読まなくても頭脳が
活溌に働く若い時代は好いが、三十となり四十となればドシ/\時代に遅れて了ふ。
処で、此「ドール」といふ奴は痛く人間を嫌つて決して影を見せないさうだが、敏捷
活溌で頗る猟が上手である。
あれは、題目がまづ、人々の聯想を
活溌にはたらかす。
騙詐が世渡り上手で正直が無気力漢、無法が
活溌で謹直が愚図、泥亀は天に舞ひ鳶は淵に躍る、さりとは不思議づくめの世の中ぞかし。
(春先からの徴候が非道くなり、自分はこの頃病的に不
活溌な気持を持てあましていたのだった。
渠の形躯は貴公子のごとく華車に、態度は森厳にして、そのうちおのずから
活溌の気を含めり。
昼御飯がすむと他の子供達は
活溌に運動場に出て走りまわって遊びはじめましたが、僕だけはなおさらその日は変に心が沈んで、一人だけ教場に這入っていました。