むしろかゝる生活上の
精力的な、発散的な型によつて、芸術自体に於ては逆に沈潜的な結晶を深めうる可能性すらあるではないか。
また、『現実』に「綱渡りの現実」を、『文芸』に「移民通信」を、『一九三四年詩集』に「プラムバゴ中隊」を発表するなど、
精力的に活動する。
大東京のホルモンを皆よせあつめて来たかのような
精力的な新開地、わが新宿街は、さながら油鍋のなかで煮られているような暑さだった。
どうして、この創造的
精力の奇怪な作用を、可能視なさる事が出来ましょう。
仕事に表わす
精力は、我々子供たちを驚かすことがしばしばあったくらいである。
この時人が
精力を搾って忘れようと勉めた二つの道は、まざまざと眼前に現われて、救いの道はただこの二つぞと、悪夢のごとく強く重く人の胸を圧するのである。
そうして自己独得の芸術的感興を表現することに全
精力を傾倒するところの人だ。
これは顔でも同じ事で、下顎骨の張つた頬のあたりや、稍大きい口の周囲に、旺盛な動物的
精力が、恐ろしい閃きを見せてゐる事は、殆壮年の昔と変りがない。
本多子爵によれば、体格も西洋人を凌ぐばかりで、少年時代から何をするのでも、
精力抜群を以て知られてゐたと云ふ。