そこで呂宋は意を安んじて、同年船を浦賀に向け、
書状及び贈物を献じ、爾来盛んに通商貿易をした。
猶龍馬らも要ニ有之候て江戸よりの
書状八月廿八日ニ参り同九日ニ大坂を発足致事ニ相成候。
など御同伴のよし承り候、夫ニ付てハ私よりハ
書状ハ御国ヘハ出し不申、兎も角も御老の上雅兄よろしく
谷氏の
書状御取持ニて私を御頼被遣候よし、定而御用事可有之と奉拝察、今より夕方かけ乙丑丸ニ御待申候間、何卒御来光奉願候。
が、私は此の
書状を以て、申上ぐる事の前提として、当時の事をちょっと申上げて置かなければなりません。
この宗吉は、又、毎月の二十五日頃になると、鼠色の封筒に、私の名を宛てた
書状を配達して来た。
「御所様から、大坂表へ御出陣あるよう御懇篤な御依頼の
書状が到着いたしました」と、言上した。
なになに漣子どの、巣林より、さて近松様からの
書状じゃ。
さうして黙つたまゝ、留守の間に溜つてゐた
書状の束を、非難に代へて私の眼の前につきつけた。