「緒の」の例文

「緒の」の書籍での例文

塚はこの庄から十里（六丁一里）ほどの西に在って、非常に高く、大きく築かれているのを見ると、よほど由緒のあるものに相違ありません。

中国怪奇小説集

岡本綺堂

「じゃ、千手もまだ重衡の薄倖な運命に同情できるみずみずしい情緒のある年頃だったというわけね」

東海道五十三次

岡本かの子

脚だけの生きものが、きゅっと締った白い足袋をはき、赤鼻緒のすがった軽い桐の日和下駄をつっかけている。

階段

海野十三

——何でも古い黄八丈の一つ身にくるんだまま、緒の切れた女の草履を枕に、捨ててあったと云う事です。

捨児

芥川竜之介

時光寺はあまり大きい寺ではないが、由緒のある寺で、その寺格も低くなかった。

半七捕物帳

岡本綺堂

房枝は赤い緒の下駄を持って、裏口から表玄関へ座敷の中を横切った。

街底の熔鉱炉

佐左木俊郎

一、予が象徴詩は情緒の諧楽と感覚の印象とを主とす。

邪宗門

北原白秋

通り名は平助、あだ名は下駄平、歯入れ、鼻緒のすげ替えを稼業にいたしおるとこの調べ書にあるが、ほんとうか」

右門捕物帖

佐々木味津三

それから繩の緒の下駄をはいて、石高な路の向うにある小さな銭湯へはひりに行つた。

槍ヶ岳紀行

芥川竜之介

それから柿色の鼻緒のついた庭下駄をはかせられて外に出ると、「そこにシャガンで待ってろ」という命令が下る。

獄中生活

堺利彦

「緒の」のオンラインでの例文

信濃国分寺の垣根に、早稲田大学の創立者、大隈重信さん由緒の石碑があるのを知っていますか。

Kaz

京都への引っ越しが無事終わったのはいいものの、猫と一緒の移動は車でする必要があったため、引っ越し作業後すぐの長距離移動はなかなかきつかった。

Marie（メアリー）

　異国情緒の中のほっこりする情景―ほっとするような素朴な安心感がこの絵の魅力だ。

Hiroshi Adachi

お互い好きなサンドイッチやホットドックと飲み物を頼んで一緒の2人席に座ろうと息子に声をかける。

モフ虫

そんな情緒の中、4試合目の準備。

Riho

人間としてはとても好きだけど、私がいままでの人生で知っている恋愛感情のような、情緒の不安定さや胸の動悸が、今回はない。

玉響

友達と一緒のことをしないといけないと思っていた自分はどこかへ消え、誰とも違うことをすれば、1番になれる。

おにちゃん（Soeru）

一緒のピッチに立ちたい人がいるからです。

日本大学女子サッカー部

念願の夢だったかのんと一緒のことをする。

Kumampet

モンローズ同様、どのネタも面白くて好きなので一緒のライブだと嬉しいコンビ。

ベレー

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