○丈夫四方志と唐人の言ひけん、こは恐らくは八方の
誤りなるべし。
「清水の舞台から飛んだ気で」という文句があるのだから、この事実に
誤りはない。
しかるに、水戸殿とは同系同枝とも申すべき当家が、かかる大切の時に順逆の分を
誤り、朝敵になりますことは、嘆かわしいことではないかと存じまする」
印象派其他の考へはこれ等のものを絵画に於て描く可らずとしたところにその致命的
誤りがある。
しかりといえども水の微冷なるものを見て湯と
誤り湯の微熱なるものを見て水と謬ることはすなわちあるいはこれなしと言うべからず。
「いやいや決して異議ではござらぬ、
誤りを正てあげるのじゃ」
その女工の屁をする描写は予の記憶に
誤りがなければ、甚だ上品に出来上つてゐた。
臆病者というのは、勇気の無い奴に限るものと思っておったのは
誤りであった。
自分の記憶に
誤りがないならば、吾妻橋から新大橋までの間に、もとは五つの渡しがあった。