先日も横浜通の紫紅兄(山崎)の批評で凹んでいるとあるのも、横浜付近の
誤謬記事を指摘されたことを、付随して言ったのだ。
この言葉は逆説の如く、又
誤謬の如く感ぜられるかも知れないと思ふ。
つまり、外国製地図の
誤謬をただし、一度も日本人の手で実測が行われていない、この地方の地図を完璧なものにしようとするのだ。
又罪過は戯曲のみにあるべきものにして決して小説にあるべからずと言ふ者あらば、吾人は別論として猶ほ其
誤謬を駁せんと欲するなり。
夫子が強ちに爾き道義的
誤謬の見解を下したるは、大早計にも婦人を以て直ちに内政に参し家計を調ずる細君と臆断したるに因るなり。
」これは中村君のみならず、屡識者の口から出た、山嶽よりも古い
誤謬である。
これはいわば私の私事ではあるけれども、その当時の新聞紙が、それについて多少の報道を公けにしたのであるが、また聞きのことでもあるから全く
誤謬がないとはいえない。
しかし心づかなかったら、これは大きな
誤謬だといわなければならない。
それが明白なる
誤謬、むしろ明白なる虚偽であることは、ここに詳しく述べるまでもない。
この書はたとい思想的に未熟と
誤謬とを含んでいる場合にも、純一ならぬ軽雑な何ものをもインフェクトせぬであろう。