その
貫禄は天下万人の認めるところ、天下万人以上に秀吉自身が認めてゐたが、その次に黒田如水を怖れてゐた。
然し、家柄への同情といつても本人に
貫禄がなければ仕方がないので、織田信雄が信長の子供だと云つても実力がなければ仕方がない。
その
貫禄は天下万人の認めるところ、天下万人以上に秀吉自身が認めてゐたが、その次に黒田如水を怖れてゐた。
ともかく、これは、この劇の構成メンバーがその才能と精力を傾けつくしたものとして、やはり、堂々たる新劇の
貫禄を見せたものである。
ただ、鼻が拳闘選手みたいにつぶれてゐて、その下へ附け髭をくつつけると、いやに
貫禄がつきやがるのさ。
事実此の舞台で、彼女は、初めて名女優の
貫禄を示した。
されば、その鬱情を乗り移らせるのに勢ひ大きな、
貫禄のありさうな漢字を好んで書いたものであつたらう。
越後から米つきに頼まれたんじゃあるめえし、こんなちゃちな詮議にのこのことお出ましになりゃ、
貫禄がなくなりますよ、
貫禄がね。
ジロリとやって
貫禄豊かに、のうこりゃ下郎、とやりました。