俳句をつくるアンゴ氏もおり、色紙を書き与え、ホンモノの企て及ばざる芸達者な
威風を発揮し、先日その色紙を見たが、惚れ/\する筆蹟であった。
実に厳然として
威風そなわり、見るからに利巧そのものの大家の奥様が、万引をするとは意外なことだ。
信長の
威風や逸話は事ごとに馬よりも速く奥州の山奥まで届いていたのだろう。
別に、肩には更紗を投掛け、腰に長剣を捲いた、目の鋭い、裸の筋骨の引緊つた、
威風の凜々とした男は、島の王様のやうなものなの……
鷲がその
威風に似ず、低脳らしい金属性の声をたてた。
来り会する老若男女は、
威風傍を払い、諄々として説法する美少年の風姿に、まずその眼を瞠ったに相違ない。
この幼年の長次こそ、誰あらう今尚宮城前に
威風颯爽たる馬上の勇姿を止める彼の楠公の銅像を鋳造した岡崎雪声氏ではあつた。
ついで永元六年(西暦九四)には、西域一帶に班超の
威風に靡き、監子を送つて漢に歸順するもの、五十餘國に及んだ。