「降り切」の例文

「降り切」の書籍での例文

群集の半分は忽ちその車の前へ集って中の人が降り切らないうちから犇めき出した。

愛の為めに

甲賀三郎

他愛もない冗談をいいながら、三人は高い石段を降り切って、大きい桜の下で客を呼んでいる煎茶の店に腰を卸した。

番町皿屋敷

岡本綺堂

よく気を落着けて考えてみると、電車から降りるときに、もうあの包を持っていなかったのに気がついた。

出世

菊池寛

彼は人ごみに交りながら、ふとその汽車を降りる人を眺めた。

お時儀

芥川竜之介

）それから左は下へ降りる階段、右は直に硝子窓だった。

保吉の手帳から

芥川竜之介

坂を降りると、右側は二、三軒の屋敷と町屋で、そのあいだには寺もある。

半七捕物帳

岡本綺堂

これが降りるようになると、秋が近い。

右門捕物帖

佐々木味津三

ピリッと脳天にひびくような鋭い声で呼びとめながら、のっそり駕籠から降りると、まことにどうも主水之介は、糸の切れた凧のような男です。

旗本退屈男

佐々木味津三

舗道へ降りると、ちょっと足もとのあたりを一、二度見廻していたが、すぐ折竹に気がついたらしく、

乗客は各自に車扉を開いて降りる。

「降り切」のオンラインでの例文

実はこの駅に降りるのは人生初。

何処ぞのさん

車のドアは羽根のように持ち上がり、アオイが降りると音もなく閉まった。

セナ

仕事を続けるか／否か、電話の指示に従うか／否か、車を降りるか／否か、薬を飲むか／否か、モーフィアスを救うか／否か。

学友ANNEX／世田谷学園学内誌

それでもいつも空から舞い降りる雪を見るのは大好きだし、どんなときでも美しいと思う。

たなかともこ@ツレヅレビト

バスが止まり、やや寝ぼけたままで降りる。

ichi

デイヴィッドの友人のビリーパイパーは俳優の交代について「彼が降りるのは本当に嫌！でも次のドクターがマット・スミスだって分かってほっとした。

𝖨𝗋𝗂𝗌

　駅の階段を、一段一段降りる。

谷原衣織

下に降りると、階段を使って降りて来ていた主治医の先生や看護師さんの姿がありました。

さわら

　普段電車にのる時も、「東京駅から山手線にのって、2駅目の秋葉原で総武線に乗り換えて、3駅目の飯田橋で地下鉄有楽町線に乗り換えて、池袋で降りる。

はじめよう。地図とコンパス

管理職を「外される」のは辛いけど、「自分から降りる」、または降りる前に「選択肢」が仕組みとしてあれば、腹決めできるし、別の道で輝ける。

いづくらともみ

降り切の例文

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「降り切」の他の表現

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降り切 の例文

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