宿の亭主に訊かれた時に、次郎左衛門は来春まで御
厄介になるといって、亭主の顔に暗いかげをなげた。
「キリリコロコロ、私はいつもこの雨戸の桟に御
厄介になっているもので御座います。
ここで二、三名の機関庫掛員に手伝われて、機関車の一寸した掃除が始まるんですが、およそ従業員にとってこの掃除程
厄介な気持の悪いものは、そうザラにはありませんよ。
多分君のだらうといふことになり、ちやんと本部に保管してあるが、送るのも
厄介だし、どうしたものであらう」
医師 いや、専門でないといふわけぢやないが、
厄介だね。
そこで元来は弟のためにそこに来ていたNさんに
厄介をかけることになったのである。
——つまり、銃剣を振りまわしたり、拳銃を放ったりする者を置いていては、あぶなくて
厄介だからだ。
お前たちの
厄介にさえならなければ可かろうとの挨拶で、頭から自分の注意は取あげない。