その証拠に、そのあとで、「やつぱり演出は
楽しみだよ」とつけ加えた。
実はすこし悪い病であるが、留守をしながら、いつもは手をつけては怒られるような戸棚の中や梱の底などをソッと明けてみるのが非常に
楽しみだったのである。
近頃では、その「雑誌戯曲」に頗る見るべきものが現はれはじめたのを私は面白いことだと思ふ一方、この作家たちが、どこまで頑張るかをみるのが
楽しみだ。
乃公は部屋に入ると、第一番につかつかとその鏡の前まで進み、自分の顔をみるのが
楽しみだった。
画の作家が、画をつくることについて、ある作家は、これを苦しみだと言います、それからある作家は、
楽しみだと言います。
さて、頭のなかをいっぱいにして家へ帰って来ると、部屋のランプを消しておいて、眠る前に永い間、それらの影像を一つ一つ数え挙げるのが
楽しみだ。
『また明日の新聞が
楽しみだ、これで敗戦だと張り合いがないけれど我軍の景気がよいのだから同じ待つにも心持ちが違うよ。