第四に……もう、よしませう、それくらゐで、あとは、どんなボロがでるか、お
楽しみといふことにしておきませう」
それほど伯爵にとって価値高きこの名画を、伯爵は朝起きるとすぐに書斎へはいって眺めるのを一日中の最大の
楽しみとし、またその日の最初の行事ともした。
僕は勿論カルメンに扮するイイナを観ることを
楽しみにしていた、が、第一幕が上ったのを見ると、カルメンに扮したのはイイナではない。
望まれれば、茶人らしく箱書ぐらいは俗書を脱して
楽しみとなる字が書けるまでに至ってこそ当然なりとなって来るではないか。
苦しみを苦しみと感じ、
楽しみを
楽しみと思うことは、当然すぎるほど当然なことです。
三郎は朝早く起きてボンを連れて、空気の新鮮なうちに外を散歩するのを
楽しみとしていました。
貴族の栄華は、彼をして虚しき世のものをあさりめぐるの外に
楽しみとてはあらずと、思はしめにき。
総てこれらは二巻もの程度の短篇もので、お正月には、吉例としてニコニコ大会というこれらの喜劇プロが組まれ、その
楽しみというものはまったく想像以上であった。
主な
楽しみといえば、銃猟や魚釣り、あるいは貝殻や昆虫学の標本を捜しながら、なぎさを伝い桃金嬢の林のなかを通ってぶらつくことなどであった。