襤褸切 の例文

襤褸・襤褸切れ・屑・くず 等の意味を持つ「襤褸切」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→襤褸

「襤褸切」の書籍での例文

柿丘秋郎の正体もつきつめて見れば、此の種の人物だったが、割合に小胆者の彼は、幸運にも今までに襤褸をださずにやってきたのだ。
『戯作』と云へる襤褸を脱ぎ『文学』といふ冠着けしだけにても其効果の著るしく大なるは知らる。
みんなが食卓のまわりを襤褸束を並べたように取り巻いて、いざ食事にかかろうとしているところへ、彼女の父親が他所から帰ってきた。
それは襤褸で拵えた馬のようでもあった。
取分け奥州の小百姓はそれが酷い、襤褸を着て糅飯を食つて、子供ばかり産んで居る。
ずっと離れた石燈籠の裾に、襤褸のように固まって始終を見ていた、新発意の源空は呟いた。
襤褸を纏ひたる一大學生、大道ひろしと歩るきながら知友の手前を逃げ隱れする段を示す。
むかいあっているのは一人の乞食、ひどい襤褸を纏っている。
姐さんといふのは一時は日本一とまで唄はれた程聞えた美人で、年は若いが極めて落ちついた何事にも襤褸を見せないといふ質の女である。
兩側の狹い淺い溝には、襤褸片や葫蘿蔔の切端などがユラユラした涅泥に沈んで、黝黒い水に毒茸の樣な濁つた泡が、ブク/\浮んで流れた。

「襤褸切」のオンラインでの例文

「襤褸切」の現代の例文は見つかりませんでした

「襤褸切」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

塵あくたぼろ切端廃物襤褸屑物スクラップ端くれ切れ端がらくたトラッシュ廃棄物くずくず物塵芥

「襤褸切」の関連語句

部分断片一片廃物老廃物屑物灰塵廃棄物老癈物くずくず物

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