香気 の例文

匂い・臭い・馨香・異香・馨り・薫香・薫り 等の意味を持つ「香気」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「香気」の書籍での例文

山の沈黙にゐて思ひ出す雑踏の慈愛と同様に、雑踏にゐてふと紛れ込む山脈の映像は、恰も目に見え、耳に冴え、皮膚に泌みる高い香気を持つものであつた。
そして街毎の空気々々に別々の香気を感じ、さういふ匂の静かな秘密をつきぬけながら歩いてゐた。
その白椿の香気のいい事、眼も眩むようでした。
なるほどなるほど、味噌は巧く板に馴染んでいるから剥落もせず、よい工合に少し焦げて、人の※意を催させる香気を発する。
夫人が急に顔を近付けると、彼女のふくよかな乳房と真赤な襦袢との狭い隙間から、ムッと咽ぶような官能的な香気が、たち昇ってくるのだった。
私は、将来、日本の劇壇にも、ファルスらしいファルスが、最も近代的な姿で、芸術的な香気と力強さとをもつて現はれることを期待してゐる。
ドルセイの濃厚な香気
そればかりではなく、現場には、この世にない香気が漂い、梵天の伎楽が聴こえ、黄金の散華が一面に散り敷かれているのです。
そして、やわらかい香気の好い空気を広い肺の底までも呼吸した。
五月経った時に、おかみさんは、杜松の樹の下へ行きましたが、杜松の甘い香気を嚊ぐと、胸の底が躍り立つような気がして来て、嬉しさに我しらずそこへ膝を突きました。

「香気」のオンラインでの例文

「香気」の現代の例文は見つかりませんでした

「香気」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

薫香臭味フレーグランス蘭麝匂いアロマ薫りフレグランスにおいパフューム清香香料香り臭み幽香芳香異臭

「香気」の関連語句

性質特質特性薫香臭味匂いアロマ薫り臭いにおい香気馨香香り臭み異香芳香馨り異臭

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