土地によって
一風変った奇習や奇祭があるものだが、日本中おしなべて変りのないのは新年にお餅を食べ門松をたてて祝う。
その朝は玄関脇の応接間に×社の津田弁吉という頭の調子の
一風変った青年記者が泊りこんでいた。
そして、宝塚の少女歌劇そのものは、格別
一風変ったものにも見えないが、この女子占領軍が一風も二風も変っているのだ。
その頃奈良に工藤精華という八十幾歳かのお爺さんで写真を写す
一風変った人があって、まだ御維新で充分に整理のついていない社寺の仏像や絵巻などをうんと撮影していた。
一風変った境地をもっているから一度訪ねてごらんなさい、と紹介状をくれたので、訪ねてみたことがある。