※元より勧進帳のあらばこそ、笈の内より往来の、
巻物一
巻とりいだし
元旦匆々こういう怖しい風景を見ているから、日本地理第一章、伊勢の
巻とあれば、出発に先立って私の足はワナワナとふるえる。
「五代を過ぎて宋に入りますと、まず第一に『太平広記』五百
巻という大物がございます。
更に、一九〇九年、フェイヤアル書店から、近代文庫の一
巻としてラヴィエの挿絵入りで出た。
フラマリオン版の古典叢書で全八
巻といふ大部なものだが、私は一と夏かゝつてぼつぼつ読んだ。
僕はまだ今日でも襟
巻と云うものを用いたことはない。
三十五反の帆を張りあげて行く仙台石の
巻とは、必ずしも唄空事の誇張ではない。
右の手を出して、垢着いた毛糸の首
巻と毛羅紗の鳥打帽を打釘に懸けて、其手で扉を開けて急がしく編輯局を見廻した。
その上げ方の大小で名も変わるかも知れませんが、あれによく似た髪形で英吉利
巻と呼んだのもありました。