重厚謹厳で一指も軽々しく動かさないという風がありながら、日常は
至極平民的で如才なく、新聞記者などにもあのくらい快く会ってくれる人は、ちょっとありますまい。
僕のような、礼節になれない人間には、
至極便利である。
この一例など
至極不思議のやうでもあり、またつい平凡なやうにも考へられます。
至極もっともなことをいいながら、しきりとつらあてがましい声援を始めました。
なぞと、うそにも陰口をきこうものなら、下民の分際をもって、上ご政道をとやかく申せし段ふらち
至極とあって、これがまず入牢二十日。
「イヤ
至極面白いんだ、何かの話の具合で我々の人生観を話すことになってね、まア聴いて居給え名論卓説、滾々として尽きずだから」
その上、フランシス上人さへ、それは
至極よからうと、賛成した。
色の淺黒い、輪廓の正しい立派な男、酒を飮めば必ず歌ふ、飮ざるも亦た唄ひながら働くといふ
至極元氣の可い男であつた。
色の浅黒い、輪郭の正しい立派な男、酒を飲めば必ず歌う、飲まざるもまた歌いながら働くという
至極元気のよい男であった。