不気味 の例文

不気味 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「不気味」の書籍での例文

不気味に凄い、魔の小路だというのに、婦が一人で、湯帰りの捷径を怪んでは不可い。
どうやら底にまだ雨気がありそうで、悪く蒸す……生干の足袋に火熨斗を当てて穿くようで、不気味に暑い中に冷りとする。
ガランとした病舎はひどく神妙に静まり返って、この明るさの中に死んだように不気味な静寂を湛えていた。
そして其の時にY——が私に残して行った不気味な遺品が、この壊れたバリコンでして、勿論彼の話の中に出て来る一つの証拠物とも言うべきものなのです。
不気味な朱色をしている小さい動物はいくつも溝の中から釣り上げられては土の上に投げつけられている。
門衛も小屋の中に引込んでしまい、あとは西風がわが者顔に、不気味な音をたてて硝子戸や柵を揺すぶっていた。
この頃では赤ん坊の腹が不気味にふくれて、手と足と頸が細って行き、泣いてばかりいた。
浅間山が不気味な黒さで横たわり、その形がみるみるはっきりと泛びあがって来る。
声も立てぬのが、軽部は不気味だった。
これは不気味でならなかつた。

「不気味」のオンラインでの例文

グリム童話の舞台となる国でもありますが、確かにそのエピソードの中で出てくる“森”はどこか不気味なイメージですよね。
木材がむき出しになっており、夜の闇と相まってどこか不気味だ。
あの人並みが絶えることのなかった渋谷の街が、まばらに人影が写るだけで、不気味なほど静まりかえっていた。
暗くなった時間でも通勤客の姿が絶えないこの路線は、不気味でもあり、元気でもあり、日本にここにしか無い風情を醸し出しています。
ハリガネムシはどう贔屓目ひいきめに見ても可愛いとは言えない不気味な生物である。
 そんな不思議で不気味で奇妙で幻想的な物語だ。
天に向かって流れていく雲の切れ端の隙間から、急接近する不気味な影を視界に捉える。
 前半の不気味さに比べれば、この変化は笑い話として片付けたくなる。
本当にゆっくりゆっくりと迫ってくるので、かえってそれが不気味で怖かった。
こちらについては様々な言い伝えがあり…(鐘に向かう階段を登っている?、情念がどんどん渦巻いて込み上げてくる?等)何せとっても綺麗で緊迫感があり不気味です。

「不気味」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

奇奇怪怪怪奇怪異けったい奇怪無気味奇々怪々

「不気味」の関連語句

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