怪しげ の例文

疑しげ・疑わしげ・変・妙・あいまい・訝しい・不審 等の意味を持つ「怪しげ」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「怪しげ」の書籍での例文

そうしてその上には怪しげな楊柳観音の軸が、煤けた錦襴の表装の中に朦朧と墨色を弁じていた。
——そんな怪しげな考えがどうしても念頭を離れないのです。
秘密な有力者が強い臂を揮つて、この怪しげな形をした黒い岩を、天から海へ投げ落して、その岩の中に潜んでゐた性命を、その時殺してしまつたのである。
けれども猫とも虎ともつかない、何か怪しげな動物になれば、古来野師の儲けたのはかう云ふ動物恩恵である。
沢山ならこれで切り上げるが、世間には自分の如く怪しげな書画を玩んで無名の天才に敬意を払ふの士が存外多くはないかと思ふ。
すると一頁と読まない内に、ダイナマイトの臭ひよりも、今見た寒山拾得の怪しげな姿が懐しくなつた。
したがその頃怪しげな噂が伝はつたと申すは、「さんた・るちや」から遠からぬ町方の傘張の娘が、「ろおれんぞ」と親しうすると云ふ事ぢや。
鏡のわくはわずかに焦げ、丸太の端よりは怪しげなる音して湯気を吹けり。
と楓が追いつくと、さすがに風流男の気取りを、佐助はいち早く取り戻して、怪しげな七五調まじりに、
隣の蒲団では、中学二年生の修一が亀の子のやうに首をひつこめて、こつそり煙草を吸ひながらトウシヤ刷りの怪しげな本に読み耽り、楢雄の方は見向きもしなかつた。

「怪しげ」のオンラインでの例文

あっても怪しげな「自己啓発系」ビジネスです。
まど夏さんのご主人さまも、愛する妻が、ばんだなどと自称する、いかにも怪しげな相手と出掛けようとするのを、よく、お許しになったものだと。
「いかにも怪しげだな」私はビラから目を離し、目的地へと歩みを進めた。
なんとなく怪しげな名前だが学校関係者の間では有名らしい。
元々の怪しげなメロディさんに振り回される黒田さんの漫才スタイルも好きでしたが、最近たまに見る黒田さんに困惑するメロディさんの感じもまた不思議で好きです。

「怪しげ」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

奇態奇奇怪怪異様不思議妙ちきりんきっかい突飛へんてこ特別新奇異常不可思議怪奇風変わり面妖不審怪異一種異様珍妙けったいうろん奇怪奇妙奇矯奇っ怪あいまい珍奇奇々怪々不明朗

「怪しげ」の関連語句

おぼつかなげ覚束無い危ない不慥か訝しい胡乱不確実心許ないおぼつかない覚束ない覚束なげ危なっかしいいぶかしい怪しい不正確危うい不確か疑わしいあやふや突飛ファンタスチック珍妙奇矯ファンタスティック奇態可笑しい異様妙ちきりん奇体変わったへんてこ妙竹林変ちくりん変ちきりんおかしい可笑しな風変わり変てこ妙ちきけったい妙ちくりん奇妙変梃奇異変てこりん風変り変ちき変梃りん不気味新奇珍奇珍しい不思議不審如何わしいうろん胡散らしいいかがわしい

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