「定かさ」の例文

「定かさ」の書籍での例文

死のふは一定、しのび草には何をしよぞ、一定かたりをこすよの

織田信長

坂口安吾

為に、多くの田舎侍の間に、自然に進化して来た事柄は、其固定した時や語原さへ、定かならぬが多い。

まといの話

折口信夫

青年の「夢」は、青年の描く「理想」の定かならぬ映像です。

青年の夢と憂欝

岸田国士

お玉ヶ池の伝説はむかしから有名であるが、その旧跡は定かでない。

半七捕物帳

岡本綺堂

いずれにせよ、いまは時経て記憶に定かでなし）。

一週一夜物語

小栗虫太郎

——暗のなかに仄白く浮かんだ家の額は、そうした彼の視野のなかで、消えてゆき現われて来、喬は心の裡に定かならぬ想念のまた過ぎてゆくのを感じた。

それは定かなものではなかった。

空知太は何処等を御撰定か知らんが、最早目星ところは無いやうですよ。

空知川の岸辺

国木田独歩

そのもの案じがおなる蒼き色、この夜は頬のあたりすこし赤らみておりおりいずこともなくみつむるまなざし、霧に包まれしある物を定かに視んと願うがごとし。

源おじ

国木田独歩

横顔なれば定かに見分け難きも十八、九の少女なるべし、美しき腕は臂を現わし、心をこめて洗うは皿の類なり。

わかれ

国木田独歩

「定かさ」のオンラインでの例文

同時並行で他の資格も勉強しており、実際には1ヶ月も勉強したかは定かではない。

とある公務員

造園は琉球の第二尚氏王朝、尚穆（在位・1752年 - 1795年）の時代に始まったと言われるが定かではない。

あーーの

ここで茨城がどんな作戦会議をしたか定かではないが、私は思った。

宮井

その後子どもたちの関係は修復されたか定かでないが、絵描きは飄々と登校している。

eu zen

それがいぬのてんかんにどれほど影響するかは定かではけれど、不安の素はできるだけなくしたほうがいいと思った。

Keiko-Y

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