北の農家は暗さがあるばかりで、
旅行者を慰めるに足る詩趣の方は数へるほどもありはしない。
土地不案内の
旅行者にこれほど心強いことはないのである。
また、
旅行者の為に香炉を据ゑて、其香炉を距てゝ、其人の霊魂を拝む事すらある。
旅行者が、旅路の見聞談を敷衍して話した為に、都の人々は非常な興味を持つて居た。
だが、其よりも先に大切な事は、その人々は、実は
旅行者でなく、ある邑落と不即不離の関係で、生活してゐる者でなければならなかつた。
又其の枢軸国の
旅行者は色々経済的の目的で来て居る人もあらうと思ひますが、公けの目的を帯びた人もあり、又自分だけで或研究をして居る人もあらうと思ひます。
中央アメリカ
旅行者の記録によると、人間に家の周囲は恰も動物園の如き有様ださうであります。
この共同生活が實際また、かの渡り鳥や
旅行者の心安さのやうに、生活と云ふものを如何にも愉快さうなものにして居る。
標とはもと擲槍の如き一種の武器の名で、この武器を携帶せる標師を派出して、依頼を受けた
旅行者を護衞するから、標局といふ名稱が出來たと云ふ。
で、
旅行者たちは、国にかえりますと、まずことりのはなしをしました。