朧々たる の例文

おぼろ・朧げ・空漠たる・幽か・おぼろげ・微か・朧ろげ 等の意味を持つ「朧々たる」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→

「朧々たる」の書籍での例文

然しとにかく弟達はそれの或程度迄には折れ合つて、私對弟等の或る一定した關係のろな輪廓が出來てゐた。
二十五年前には文学士春の屋の名が重きをなしていても、世間は驚異の目を※って怪しんだゝけで少しも文学を解していなかった。
屋根の埃も紫雲英の紅、のような汽車が過ぎる。
白衣で、袴は、白とも、緋ともいうが、夜の花のと思え。
紅の括紐、襷か何ぞ、間に合わせに、ト風入れに掲げたのが、横に流れて、地が縮緬の媚かしく、に颯と紅梅の友染を捌いたような。
ろの月の光も屋根に遮られてそこまでは届かず、婆裟として暗いその辺りを淡紅色にほのめかせて何やら老人は持っているらしい。
「光と闇と交錯していちじるき明暗や色彩を生むとき、誰か好みてその薄明の中を徨彷はざるものありや」と、若々しき心に於いて「」を註するものである。
鍬かたげし農夫の影の、橋とともにろにこれに映つる、かの舟、音もなくこれを掻き乱しゆく、見る間に、舟は葦がくれ去るなり。
薄櫻の影がさす、に香ふ裝である。
藤の花の紫は、眞晝の色香にして、白日、夢に見ゆる麗人の面影あり。

「朧々たる」のオンラインでの例文

「朧々たる」の現代の例文は見つかりませんでした

「朧々たる」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

おぼろファジー朧気朧げ幽か曖眛ほのかおぼろげ微かかすか不鮮明曖昧不明瞭曖昧模糊あいまい仄かあやふや

「朧々たる」の関連語句

はつか縹渺たる幽微朧気朧げ幽か不明おぼろげ微か朧ろげかすか見づらい不鮮明見にくい不明瞭朦朧たる漠然たる縹緲たる見辛い

©2025 ALCL Media Div. All Rights Reserved

〒160-0021
新宿区歌舞伎町 2-25-8 エコプレイス新宿ビル 124
ALCL メディア事業部